私は、うつ病と診断されて10年くらいしてから、双極性障害だと診断名が変わりました。当時の私には、自覚症状はなかったと思います。
が、その後、買い物依存におちいりました。そして、現在にも至っています。
今日は、双極性障害のそうの時期に大量に買い物をし、どうやって対処しているかについてまとめてみました。
双極性障害と診断されたが自覚はなかった
あるクリニックのディケアに通ってた時のことです。
何にというわけではなく、とにかく落ち着かなくてイライラしていました。それで、ある日、陶器のマグカップを壁に投げつけて、割ってしましました。その時は、特に何ごともなくすみました。
でも、なんの前触れもなくマグカップを投げつけたので、スタッフも患者さんもびっくりはしてました。
その後、しばらくして。1、2年は経ってたと思います。
今度は、共用のマグカップを二つ、ぶつけて割ってしまったんです。この時も、イライラしていて、物に怒りをぶつけました。私の人生では、物に怒りをぶつけることが多かったです。
その、2回目のマグカップ破壊で、お医者さんが、「あなたは双極性障害です。入院してください」と言いました。
私にしたら、たかがマグカップを割った程度で入院って、全然納得がいきませんでした。
でも、どんなに抗議しても無駄でした。
双極性障害と言われても、当時の私には自覚症状はなかったです。
よく言われる、そう状態の時に高価なものを買ってしまうということもなかったですし。
納得いかないまま、2か月入院しました。
双極性障害のそう状態の時に買い物を大量にしてしまった
その後、転居しました。
そして、とうとうそう状態の時に、大量に買い物をしてしまったんです。
それは、着物です。
ネットで買ったんだけど、ネットだと簡単に買えてしまうので、数十万とかすぐに買ってしまいました。クレジットカードの上限を超え、届いた物の量を見て、青くなりました。仕立ててない反物の状態で届いたので、返品は可能でした。
返品して、返品して、ひたすら返品しました。でも、返品後に、また買ってしまいました。
もう、自分では止められないかもしれないと思いました。ただ、いったんそう状態がおさまると、買い物も収まりました。
返品しきれずに残ったものもあって、今は、うちには置き場所がないから、弟に預かってもらっています。
よくよく思い返せば、着物関係には財布のひもが緩くて、以前から、よく衝動買いをしてました。
そして、着ないから古着やさんで売るという状態でした。新品でも、二束三文なんですよね。
着物熱は冷めたものの、その後も、買い物依存は治っていません。
現実に、今も、買い物依存です。
買わない時は、買わないんです。
でも、いったん買うという行動に火が付くと、もう止まりません。
シリーズで出ていると、全種類買わないと気が済まないとか。コンプリートするって言うらしいんですが、まさにそれです。
私の場合は、高い物をバンっと買うんじゃなくて、ちまちまと買い、ちりも積もって大きな額になるパターンです。一つ一つは少額なので、全体の金額に気が付かないんですね。
こんなことをしてたら、DV離婚の財産分与の貯金がすぐに無くなってしまう。
貯金が無くなったら、即、生活保護になります。
生活保護は、日本社会のセーフティーネットで、恥ずかしくはないと思います。
でも、生活を制限されるかもしれない。
パソコン買えないのは、絶対に困る。
だのに、買ってしまう。
もう、訳がわかりません。
前に通っていたディケアで知り合った男性は、いきなり家を買ってしまって、その後に仕事を辞め、破産したそうです。婚約者もいたらしいですが、お別れしたそうです。
そこまでじゃないけど、私の買い物依存もかなりおかしいと思います。
私がなぜ買い物をしてしまうのか
まずは、双極性障害のせいなんじゃないかと思います。やっぱり、そう状態の時が危なくて、テンションが上がって、「買い物楽しい~♪」ってなります。
買い物が楽しい人は多いと思いますが、尋常じゃなくテンションが上がります。手持ちのお金がいくらあるかとか、もう全然考えられません。
あとは、こっちの理由も大きいのかなと思うことがあります。
それは、本当に使いたい所にお金を使えてなくて、ストレスがたまっているからです。
元夫が病気になる前は、安心して旅行に行けました。
海外に友だちがいるので、泊めてもらって宿代を浮かせたり、安いドミトリーに泊ったりしながら、1か月以上の旅行をしてました。
飛行機のチケット代を含めても、1~2か月で30万円位で行ってました。
夏場だと、1週間とか10日のツアーでも、もっとするので、格安で行ってたと思います。
でも、元夫が病気になり、心配で、そんな長期の旅行へ行けなくなりました。
今は、聴覚過敏がひどくて、電車に乗ることもできなくて、外出が制限されています。
これが、めちゃくちゃストレスなんですね。
実は、2020年の3月に、台湾で大学時代の同窓会がある予定でした。コロナの影響で無くなったんだけど、あっても行けなかったと思います。この予定をみんなでLINEで立てている時、「ああ、私、聴覚過敏じゃなかったら行けるのになぁ」と寂しく思いました。
本当に欲しいものを手に入れると、満たされるんじゃないかと思います。
人の買い物心理は、まあ、そう簡単ではなくて、次々と欲しいものは出てくるわけですが。
ただ、私は、物より経験にお金を使いたい性質です。
その、経験にお金を使えない現状が、物を買うという行為につながっていると思うのです。
あとは、ネットだと、買うまでのハードルが低いです。
今の私は、聴覚過敏のために実店舗へ行けません。だから、ネットでの購入になります。
買う時には、あまり考えずに買って、届いた物を見て「しまった、こんなに買ったのか」と思います。
ネットで買う時には、本当に気をつけないとと、痛感しています。
双極性障害のそうの時期に大量に買い物をしてしまい返品してしのいでいたのまとめ
双極性障害のそう状態の時には、テンションが上がりすぎて、買い物行動を止めることが難しいと感じます。
そんな時は、周りに止めて欲しいと思います。
私は、返品をしながらしのぎましたが、最初から買わないに越したことはありません。
もうダメだと思ったら、クレジットカードを解約するとか(ないと困る場面は多いけど)という方法もあるかもしれません。
私の場合は、本当に使いたいところ(物じゃなくて経験に)にお金を使えてないというストレスも、買い物してしまう原因なのではと思います。
ネットでの買い物は、実店舗での買い物以上に注意が必要だとも思います。