私は賃貸派だと言いましたが、やはり持ち家がよいという方もいますよね。
持ち家なら、一戸建てかマンションか悩むところです。
今日は、実際にマンションを購入した経験から、一戸建てとマンションのメリットとデメリットをまとめてみました。
一戸建てのメリットは自由度の高さにある
一戸建て、それも注文住宅だと、間取り・設備が自由です。
予算と土地の制約はありますが、マンションと比べると自由度が高いです。
リフォームも、自由に行うことができます。
マンションのように、管理規約に縛られることなく、自由にペットを飼うこともできます。
最近は、ペット可のマンションも増えてきていますが、実際問題として、例えば大型犬を飼うなどは難しと思います。
駐車場もある場合が殆どだと思いますので、駐車場代を払わなくてもいいです。
また、音のトラブルが起きにくいと思います。実は、私は、騒音問題で最近、引越しをしました。
私は、今、ワンルームマンションで一人暮らしをしています。
家賃が格安なせいか、壁が薄い気がします。それもあって、隣人の騒音がめちゃくちゃ響きました。
賃貸の普通の家族用のマンションに住んでいた時には、騒音問題で苦しんだことはないのですが。
逆に、こちらの音を注意されたことはありました。
騒音鳴り響く中、「一軒家だったら、こんな壁一枚で音が響くなんてことはないんだろうな」と思っていました。
他には、隣近所との関係が密になりやすい点も挙げられると思います。
マンションの場合は、共用スペースの管理は管理会社が行います。
でも、一戸建ての場合は、家の周りの掃除なんかは自分たちでしますよね。
こういった機会に、面識ができる可能性が高いと思います。
さらには、管理費や修繕積立金の負担がありません。
管理費や修繕積立金の金額は、管理会社によって決められています。
うちが買ったマンションの場合は、古くなるほど高くなりますよと言われました。
庭がある点も魅力だと思います。
最近、友だちになった子の家は一軒家です。
庭でのガーデニングの写真を見せてもらって、とてもうらやましかったです。
最後に、土地の資産価値が残るという点が大きいと思います。
ただし、人口の減少やマンションの乱立で、土地神話も崩れつつある様子です。
あまりにも不便な立地だと、土地の価格も下がる可能性があると思います。
一戸建てのデメリットは老後の生活のしづらさにある
一戸建ての、最大のデメリットは、足腰が弱くなった老後に生活しづらくなる可能性があるということです。
私の弟は、2階建ての一軒家に住んでいます。
子どもが小さい時に、子どもが階段から落ちたのを機に、2階は使わず、物置状態になっています。
本当は、子ども部屋と夫婦の寝室を用意していました。
が、それらの部屋はほとんど使われていません。
まだ50代前半なのに、1階だけで生活しています。
足腰が弱くなると、階段の上り下りがキツイです。
また、ちょっとした段差で転ぶこともあります。
お玄関の上がりかまちも、一軒家だと高いですよね。
外出時も、不便だと思います。
2階以上の家の場合は、家事がしづらいこともあります。
1階に洗濯機があり、2階に物干しスペースがある場合は、行ったり来たりしないといけないです。
毎日のことなので、地味に大変だと思います。
これが、高齢になってからも続くのかと考えると?結構な重労働になる気がします。
あとは、よく、マンションは修繕積立金が必要だから、月の支払いが大変だと言われるようです。
先ほども、一軒家は修繕積立金が必要ないということをメリットとして挙げました。
確かに、決まった額の修繕積立金は必要ないです。
でも、家は必ず傷むので、メンテナンスが必要です。
こうした費用は、計画的に貯めておく必要があります。
でないと、住宅ローン以外に、リフォームのローンも組まなくてはいけなくなるかもしれません。
家が傷むと言えば、木造の場合は耐用年数が22年と短いです。
RC造(鉄筋コンクリート構造)が47年なのと比べると、約半分の年数しかないです。
耐用年数を過ぎても、住むことはできますが、資産価値はほぼ無くなります。
さらには、防犯上のリスクが高い点も大きなデメリットだと思います。
窓が多いので、侵入しやすいと言えると思います。
他には、家の外の管理や掃除を自分たちでしなくてはならない点も、意外と面倒だと思います。
特に、一軒家に住む前にマンション住まいだった方は、最初、面倒に感じると思います。
私のお茶の先生は、自宅前の公園の掃除までしてました。
自宅から見える公園が汚れていると、気になって仕方ないかららしいです。
忘れがちなのは、再建築不可の物件だと、建て替えができないことです。
幸せボンビーガールという番組で、森泉が、リアルに再建築不可の空き家を購入して大規模なリフォームをしていました。
職人さんに言わせると、リフォームより建て替えの方が楽だそうです。
マンションのメリットは立地と共用部分の設備のよさと高齢期の住みやすさにある
マンションの一番のメリットは、立地のよさだと思います。
うちが購入したマンションは、最寄りの地下鉄の駅から徒歩1分でした。
そこに一軒家を買おうとしたら、いったいくらになるのか。想像もできません。
以前、東京の文京区の地下鉄駅から徒歩10分くらいの所に住んでいた時のことです。
新築の小さな家が売りに出されていて、1億円以上してました。
立地がよければ、マンションでも資産価値の目減りは少ないと実感しています。
うちが購入した立地のよいマンションは、新築から10年後に売った時に、購入時の価格より高くで売れました。
そのエリアは、ちょうど、ちょっとした土地バブルらしくて、運もよかったです。
よく、マンションは立地を買えと言われますが、その通りだと思いました。
それに、マンションは売りやすいし、賃貸にも出しやすいと実感しています。
うちがマンションを購入してから、元夫は転職しました。
それで、ずっと賃貸に出していました。一軒家だったら、難しかったかもしれません。
防犯面も、オートロックだと安全度が高いと思います。
また、共用部の管理や掃除をやってもらえるので、忙しい人には助かるのではないでしょうか。
宅配ボックスがある物件だと、さらに便利です。
最後に、とても重要なメリットです。室内がフラットなので、高齢になっても生活しやすいと思います。
マンションのデメリットは不自由さにある
マンションの大きなデメリットは、室内のリフォームですら、管理会社の承認が必要になる場合がある点です。
また、マンションの躯体(本体)に関係ある、中に埋め込まれた配管などは勝手に触れない。と、うちのマンションの管理会社に言われたことがあります。
あとは、決められた管理費や修繕積立金が必要です。うちの場合もだったんですが、この負担が意外と大きいです。
また、音のトラブルが起きやすいです。音に関しては、本当に懲りています。
ペットは、可能な物件も増えましたが、一戸建てに比べると制約があると思います。
一戸建てとマンションのメリットをデメリットを比較してみた・体験談ありのまとめ
一戸建ては、自由度が高いのが魅力です。
反面、2階建て以上の場合は、高齢になった時の生活が心配です。
マンションは、立地のよい場所に住める点が魅力です。
高齢になっても、住みやすい可能性が高いです。
最初から、バリアフリー物件を選んでおくと、さらに安心です。
デメリットは、自由に設備や間取りなどを変えることが難しい点です。
最後に、一戸建て、マンション、どちらを購入するにしても、資産価値の目減りが少ない物件を探すのが得策。
だと、マンションの購入・売却を経験して思います。