私の離婚の直接の原因は、経済的なDVです。生活費をくれないとか、仕事をしない。というものとは少し違って、お金を湯水のように使い、家計破綻を起こしそうでした。それで、お金を持って逃げました。
で、離婚にいたります。ただ、暴力もあったんですよね。
今日は、私の場合の、暴力というDVと原因についてまとめてみました。
DVの始まりはある暴力だった
元夫と私は、関西で学生時代を過ごしました。学年が違うので、元夫は先に就職しました。就職先は東京で、結婚して私も東京に住むことになり、引越しうつになりました。引越しうつについて、詳しくはこちらに。
私が引越しうつになった理由と解決させた体験・回避の方法もご紹介します
でも、元夫も、ひそかに引越し鬱だったと思うんですよね。
私が、実際に身体的な暴力を受けたのは、1回だけです。
ある年の誕生日に、「今日、私の誕生日なんやけど、おめでとうって言ってくれへんのかな?」と聞いた時のことです。
立っていたのですが、頭を後ろから殴られまして、顔面から床に叩きつけられました。いきなりです。
元夫は、軽くはたいただけ。と言いましたが、私はショックで口がきけませんでした。
その後に、ケーキと花束を買ってきてくれたのだけど、目はうつろで、何が何だかさっぱりわかりませんでした。
これを読んでくださっている方の中には、もっとひどい暴力を受けている方がいるかもしれません。
日ごろから、ちょっと頭をはたかれているけれど、それは愛情表現だと思っている人がいるかもしれません。
私が受けた被害は、とても小さなものかもしれません。
だけど、ものすごくショックだったし、怖かったし、怒りを感じたし。しかも、それが誕生日のことだったので、一生忘れません。
DVの原因は何だったのか?
殴られたのは1回ですが、その後、怒鳴られるということはよくありました。関西弁で怒鳴られると、怖いんですよね。で、DVの原因が何だったのか、考えてみたんです。
元夫は、典型的なDV夫ではなく、常に物静かで理性的です。暴力や怒鳴るというDVは、東京にいた時期に集中しています。さっきも少し書きましたが、元夫も、ある種の引越し鬱だったんじゃないかと思います。
仕事内容は、やりがいがあり、彼の専門を生かしたものでした。が、慣れない環境で、高レベルな成果を求められ、ストレスたまってたと思います。だからって、DVしていいことにはなりません。
関西へ戻れてからは、DVはなくなりました。ただ、いつ怒鳴られるのかな?
という恐怖は、私の中にはずっとあって、怖かったですね。
元夫は、女性に対しても、尊敬の意を表します。でも、育った環境的に、女性をちょっと下に見る部分はあったのかなとも思います。下に見るとか、保護しないといけないとか。
私の場合は、学年が下だったこともあって、やっぱり下に見られていてのかもしれません。
夫婦を長い間やってきて、彼ができない部分を私が補うようになり、私がいないとダメだなとは思っていたようです。
でも、家を出た日に言われたのは、「何もできないくせに」でした。あれって、本音だったんじゃないかと思います。
学歴も、私の方が低いし。
頭も、要領も悪いし。
障害があって、仕事もしてなかったし。
→元夫の転職に付き合って引越しばかりだったから、仕事できなかった。って理由もあります。
人間て、ついぽろっと本音が出る気がします。家を出た日の彼の言葉は、きっと本音だな。
DVって何?どう感じたらDVなの?
DVには、
・身体的DV(殴る蹴るなど)
・精神的DV(言葉の暴力などのモラルハラスメント)
・経済的DV(生活費をくれないなど)
・性的DV(避妊に協力しない、無理強いするなど)
・社会的DV(友だちに会わせない、友だち関係を切らせようとするなど)
があると言われています。
ぼっこぼこに殴られていたら、明らかにDVだなってわかります。ただ、ぼっこぼこに殴られてても、本人がDVだって気づいてない場合もあります。
ましてや、証拠が残りにくい精神的なDVなんかは、それがDVなのか違うのか、わかりづらいです。
私の判断基準は、「嫌だと思ったら、それはDV」というものです。
さらに言えば、本人が嫌だと思ってなくても、他人が変だと思うこともDVだと思います。
例えば、LINEのやり取りを見せるように言われたとします。
嫌だなと思ったら、それはDVだと思うのです。
いくら妻と夫、彼氏彼女だとしても、プライバシーはあると思うからです。
嫌だなと思わなかったとします。
もし、それで友だちとLINEするなと言われたりして、それでも嫌だと思わなかったと仮定します。
この場合、友だちの方からしたら、
「え、なんで?友だちなのに、夫(彼氏)に言われたらLINEできないの?それって、おかしくない?」ですよね。
こういう場合は、私はDVだと思うんです。
「お前はバカだなー」と言われて、喜んでる場合じゃないと思います。わかりますよ、それも一種の愛情表現だってことはね。でも、いつも、バカだバカだって言われていたら、本当にバカになってしまう気がします。
期待されると、人はそのようになるというピグマリオン効果というのがあります。その逆ですね。
自分の、「嫌」という気持ちに敏感になって欲しいと思います。
私?
私も嫌だって思ったことがあって、友だちに話したら、それって性的DVだよ。と、言われたことがあります。言われてみて、気づいたっていうか、確信したっていうか、「DVだって言っていいんだ」って思ったというか。
私、仕事で、「男女共同参画社会基本法」という、男女は平等ですよ。という法律の、地方自治体バージョンを作っていたことがあります。成育歴と合わせて、男女平等に意識高い方だと思います。それでも、自分のことは気づかなかったです。
DVの始まりと原因を体験からまとめる!DVとは何か?まとめ
我が家のDVの始まりは、小さな暴力からでした。原因は、夫が強いストレスにさらされていたことと、私のことを下に見ていたことにあると思います。
DVには、身体的DV、精神的DV、経済的DV、性的DV、社会的DVがあります。
もし、少しでも嫌だなと思ったら、
もし、友だちや家族が、「おかしいよ」と言ったなら、それはDVかもしれません。
気づかないうちに、傷つけられているのかも。
自分の気持ちに蓋をしないで、よくよく考えて欲しいと思います。
▼関連記事▼
私が受けてきた性的DVの体験とその結果どうなったのか
経済的DVとは何か?お金を湯水のように使われた我が家の体験談