私は、大学院を別々の大学で2回出ていて、修士号を2つ持っています。大学院には2年間の修士課程と、その後の3年間の博士課程があります。修士号は、修士課程を修了するともらえます。しかし、それを活かした仕事は殆どしていないです。
しかも、新卒の内定を3月に取り消された経験があります。
専業主婦だったから生活できていたけれど、独身だったら典型的な高学歴ワーキングプアだったと思います。
今日は、私の就活失敗についてまとめてみました。
大学院を出たものの専攻がバラバラで就活でウケが悪かった
大学院出てるんだぁ・・・
学歴を聞かれて答えると、「すごいね」と言われますが、せっかく大学院へ行ったのに、全くそれを活かせてないです。
私の弟は、勉強が嫌いで、高卒で働き始めました。弟は、まっとうに働いていて、家族を養い、家を建て、王道の人生を歩いている気がします。
しかし、私は言えばと、正社員の経験は1年ちょっと。自治体の嘱託職員(パートのようなもの)が、1年半ほど。大学の非常勤職員が、1年ほど。あとは、専業主婦という仮面をかぶった無職でした。
どうして正社員の経験が少ないのかというと、後で書きますが新卒での就職に失敗したからです。
それから、別の記事に詳しく書きたいと思いますが、うつ病を発症して仕事に就けなかったからです。さらには、元夫の転職に付き合って、住所を転々としたので、腰を落ち着けて働くことができなかったからです。
結構有名な大学の大学院を出ているので、同級生も、先輩、後輩も、有名な大企業や自治体、国公務員に採用され働いています。私はというと、学部、2つの大学院、全て大学も専門も違います。
教育学部(幼児教育)→家政学研究科修士課程(児童学)→工学研究科修士課程(都市計画・建築)と、最後に理系に変わっているんですね。
就職活動していると、「なんで専門を変えたんですか?」って、さんざん聞かれました。
私の中では、心理学や臨床心理学(カウンセリング)を勉強してきて、自分が変わろうとするだけでは限界があるな。
と、思っていたところに、環境心理学や環境行動学という分野を知りました。
それで、生活環境を変えることで、心も救われる方法があるんじゃないかな。と思って、工学研究科に入ったわけです。
私としては、筋が通っているつもりなんですが、就活の面接官からすると、「心理学から逃げたやつ」だったです。
外国では、専門を変えたり、複数の専門を一度に学んだりするのが普通の国もあります。就職活動では、その複数の専門があることは高評価だと聞きます。
しかし、ここは日本。一つの道を究め、突き進んできた方が高評価で有利でした。
せっかくの高学歴ですが、全くの無駄でしかなかったです。
これから大学や専門学校へ行こうとか、大学院へ行こうと思っている方がいたら、専門を変えるリスクについて知っていて欲しいなと思います。
あとは、大学院を2回出ているということは、その分、歳をとっているということです。この2、3年の差は、就活においてはめちゃくちゃ不利でした。
就活に正面から真面目に取り組めなかった
私は、今、学生の自分に会うことができたら、自分の進路を明確にイメージするように説教します。
大学院を修了するという修士2回生の時、私は迷っていました。
・博士課程に行く
・留学する
・就職するの3つの選択肢の中で。
そして、就職するという選択肢は、一番興味のない選択肢でした。
実際、留学しようとしていて、ある大学の大学院の合格は勝ち取っていました。しかし、奨学金が取れなかったんです。奨学金が取れなかったなら、合格は取り消す。という連絡をもらった時、泣きました。
奨学金が取れなかった理由は、いくつかあります。まず、その国へ行ける奨学金の種類が極端に少なかったこと。
その奨学金を得るためには、ある程度のコネが必要であったこと。→これは、後々、知りました。
英語力が極端に低く、面接で上手くアピールできなかったこと。
です。コネとかは自分ではどうしようもないけれど、英語力は自分の責任です。頑張らなかった自分に、バカと言いたい。
では、博士課程へ行くという選択は?これは、指導教官と仲が悪かったので、同じ研究室の大学院へ行くのは無理でした。でも、今思えばです。別の研究室へ行けばよかったんです。
それで、消去法で就職という道を選びました。選んだっていうか、選択肢がそれしか残らなかったんです。
でも、書いたけど、結構有名な大学の大学院へ行ってたので、基本的に学校推薦で就職が決まっていくんですよ。私は、大学院へ行くとか、博士課程へ行くとかってうろうろしていたので、学校推薦に間に合いませんでした。
そして、仕方ないから就職だ・・・と、後ろ向きでした。
結局は、自力での就職活動は失敗して、教授推薦という形である研究所の研究職として採用してもらえることになったのです。
せっかくの内定を3月に取り消された
こうしてもらった内定ですが、ひとつ条件がありました。できあがった修士論文を、正式採用前に読ませて欲しいと。この修士論文の内容で、内定が取り消されたわけです。
うちの教授(推薦してくれたのは仲の悪かった教授ではなく、前任の教授です)の専門は交通工学でした。しかし、長年、交通について研究してきて、ある時ふと、心理学や行動学って面白いと思って専門を変えています。私がその教授に出会ったのは、まさに専門を変えてからです。
でも、内定をくれた研究所では、そんな内実は知りません。私の修士論文も、交通関係で書いてくるはずだと思っていた様子です。
が、私が書いた修士論文は、「阪神淡路大震災後のグループホーム的な仮説住宅での調査研究」でした。内容は、住民の方の、心の問題や、行動の問題、住まいやすさや、地域との関わりなど。といった、環境心理学や環境行動学寄りなものでした。
その研究所としては、私の研究内容では自分のところでは役に立たない。と、判断したようです。それで、3月になって、内定を取り消されました。
自業自得です。もう、留学できなかったのも、博士課程に行けなかったのも、就職できなかったのも。全てが、自業自得です。
これって決めて、その道に進むためにはどうしたらいいのか?ってことを、真剣に考えてなかったです。
それもこれも、すでに結婚する予定だった元夫の存在があったからです。要するに、甘えていたんです。
自力で食べていくんだという気概が、ありませんでした。
これを、もし、女の子が読んでくれているなら、彼氏がいようが、結婚が決まっていようが、自分の食いぶちは自分で稼ぐ。って、100%思って欲しいです。
就職で内定を3月に取り消された&就活失敗の体験談・学歴が全てじゃないのまとめ
私は、
・博士課程へ行く
・留学する
・就職するという3つの選択肢で迷ってました。
迷った挙句、就職するという選択肢しか残りませんでした。でも、「どのみち結婚するし、まぁいっか」と、どこかで就活を舐めてました。
学歴だけは結構あったんだけど、無意味でした。専門を変えるのは、リスクが大きいので、おすすめしません。
内定を取り消されたのは、自己責任です。でも、その研究所に言えるなら一言いいたい。内定を取り消すなら、もっと早くに取り消して欲しかったと。