一人暮らしで入院となると、病気のことが一番に心配ですが、貴重品をどうしたものかも不安です。
私は、騒音問題のために、約3か月の長期入院をしました。
その時に、持って行ったもの、家に置いていったもの。病院での貴重品管理はどうなっていたのか。
などについて、まとめてみました。
一人暮らしの緊急入院で貴重品を持って行かざるを得なかった
私の場合は、近くに親族がいません。もし、日数に余裕があったら、貴重品を遠くの親族に送って預かってもらうこともできたかもしれません。
でも、騒音問題で眠れなくて、診察を受けたら、「じゃあ、今日から入院ということで」と言われました。入院するなんて思ってなかったので、着替えとかも何も持って行ってません。それで、3時間だけ時間をもらって、入院したくをしに家に戻りました。
以前、大腸がん検診で一泊入院をする可能性があった時に、「入院時の貴重品はどうするのか」はネットで調べてありました。
でも、いざ、実際に入院となると、「結局は、どうしたらいんだ?」と困ってしまいました。
私が住んでいるマンションはオートロックがあるのですが、運悪く、それが壊れて修理がまだ先になるという状況でした。4階(最上階)なので、最上階は危ないとはいえ、そうそう危険でもないかもしれない。けど、長期に留守にするところに、貴重品を置いておくのは嫌だしな。
と思い、
・現金
・銀行のキャッシュカード
・クレジットカード
・印鑑・身分証明証全て(運転免許証、健康保険証、パスポート、年金手帳、障害者手帳等々)
を、持って行きました。
・通帳・貴金属類は、家に置いていきました。
一人暮らしの精神科閉鎖病棟での貴重品管理方法
私が入院した病院には、地方銀行のATMがあり、手数料を払えば提携している銀行のキャッシュカードを使うことができました。また、鍵の付いた引き出しのある荷物入れ(床頭台)がありました。
そして、この入院の特殊なところは、精神科の閉鎖病棟での入院だったことです。
閉鎖病棟というのは、病棟の出入口に鍵がかかっていて、患者も外部の人も、自由に行き来ができないのです。特に、今はコロナの影響もあって、入院当初(5月)は、面会は一切禁止。7月に入って、週に1回15分、家族のだれか一人だけの病棟立ち入りが許可されました。
どろぼうは、外部から何食わぬ顔で侵入すると聞きます。だから、患者とスタッフ以外の人が病棟に入ってこない環境は、私にとっては都合のよいものでした。
というのも、床頭台の引き出しの鍵は、プロの手にかかれば簡単に開きそうだったからです。では、家は絶対に安全かというと、プロの手にかかれば鍵は簡単に開いてしまうかもしれません。
コロナで、人の出入りがない精神科閉鎖病棟だったので、床頭台のちゃちな鍵でも安心していられたのだと思います。持ち込んだ貴重品は、床頭台の鍵付き引き出しに全て入れていました。
鍵は、手首に付けられるようになっていて、入浴中もずっと付けていました。大部屋(4人部屋)だったので、床頭台の引き出しの開け閉めをする時には、カーテンを閉め切って見られないようにしてました。特に、お財布の中身の確認の時には、めちゃくちゃ気を使いました。
ふと、不安になって、「鍵を落としたらどうしよう」とパニックになることもしばしばでした。
これが、人の出入りの自由な一般病棟だったらと思うと、ぞっとします。
一人暮らしの入院で貴重品はどうしたらいいのか?貸金庫の利用を検討中
一人暮らしの長期の緊急入院で持って行ったのは、先ほども書いたように、
・現金
・銀行のキャッシュカード
・クレジットカード
・印鑑
・身分証明証でした。
今回は、退院時に入院費の支払いをしないといけなかったです。それで、病院にある地方銀行のATMからお金をおろして払いました。クレジットカードでも払えると言われました。
が、元夫がクレジットカード破産もどきをしていて、クレジットカード恐怖があるので、現金で払いました。銀行のキャッシュカードは持って行ってよかった、と思ったのです。
もし、病院に銀行のATMがなかったら、クレジットカード払いしかできないかもしれません。そこで、可能なら、事前に、支払い方法を聞いておくとよいと思いました。
私の今回の場合は、先ほど書いた5つの貴重品は、持って行ってよかったと思いました。というのは、騒音問題で引っ越すことになっていたので、新しい引越し先の契約に印鑑が必要だったからです。
あと、通帳と印鑑を留守宅に置いておくのは心配でした。
クレジットカードは、失くした時にはすぐに届け出をしないと、カード保険の適用が受けられず、支払い義務が生じてしまうかもしれないな。入院中は家に帰れないから、クレジットカードを盗まれたかどうかわからないままになってしまうしな。と思って、持って行きました。
そして今、できるなら銀行の貸金庫を利用したいと思っています。
。銀行の貸金庫の利用には審査があって、取引状況で判断されるみたいです。ようするに、長く付き合いがある、高額の預金がある。という感じでしょうかね。私は、どちらにも当てはまらない・・・
ということは、親族や友だち頼みになりそうです。
私が次に、一般病棟の病院に入院するとしたら、やはり、今回持って行った「現金、銀行のキャッシュカード、クレジットカード、印鑑、身分証明証」は持って行くと思います。
入院まで時間があるなら、認印以外の印鑑と、身分証明証は、親族か友だちに預かってもらいたいです。
可能なら、銀行の貸金庫を利用したいのが本音です。
あとは、私は普段、ヘルパーさんに来てもらっています。その関係で、留守宅の安全見回りを頼むことができました。週に1回程度でしたが、安心できました。
一人暮らしの入院で貴重品はどうしたのか・継父の場合
継父が入院した時には、実兄や実姉が近くに住んでいました。それで、貴重品を預けたようです。
別の入院の時には、貴重品は家に置いておいたようです。
継父は、クレジットカードを持っていません。住んでいるサービス付き高齢者住宅は治安もいいし、毎日見回ってもらえるということで、病院へは持って行かず、家に置いていった様子です。
こうした、家の安全が保障された状態なら、貴重品を家に置いておくのもいいなと思います。
一人暮らしの入院で貴重品をどうしたのか?長期入院の体験談まとめ
一人暮らしに入院では、貴重品を病院に持って行くかどうか、悩むところです。
まずは、病院に、鍵のかかる個人の引き出しや金庫のようなものがあるかどうか確認することが大事だと思います。その上で、何を持って行き、何を家に置いておくのか判断するといいのではないかと思います。
私は、精神科の閉鎖病棟だったこともあって、「現金、銀行のキャッシュカード、クレジットカード、印鑑、身分証明証」を持って行きました。途中、「この床頭台の鍵を落としたらどうしよう」という不安は何度もありました。
一般の病気の病棟だったら、どろぼうのプロも病院内に入ってこれます。
貴重品は、できるだけ持ってない方がいいと思います。だから、入院まで時間があるなら、銀行印などの大切な印鑑と身分証明証は、親族か友だちに預かってもらいたいなと思います。