財産分与の調停、分けてもらう側だったら緊張しますよね。私
の場合は、ちょっと特殊な事情があって、直接元夫の住所地の家庭裁判所へ行くことができませんでした。それでも、調停には出席することができました。
今日は、その方法と、メリットと、有利だったのか不利だったのかについてまとめてみました。
財産分与の調停に直接行くことができない私の状況
財産分与の調停は、相手方の住所地の家庭裁判所で行われます。でも、私はそこに直接行くことができませんでした。
なぜかと言うと、まず、後を付けられて住所がバレるのが怖かったです。
家庭裁判所では、そこは配慮してくれて、退出時刻をずらしてくれるそうです。でも、それでも不安でした。
次に、私は今、別居と離婚のストレスで聴覚過敏という症状に苦しんでいます。普段なら気にならない音が気になって、日常生活を普通に送ることが難しいです。
財産分与の調停の場合、具体的には、電車に乗れないので、元夫の住所地の家庭裁判所まで行くことができませんでした。
というわけで、弁護士さんが、電話で出席できるように手配してくれました。
財産分与の調停に電話で出席する方法
財産分与の調停に直接行けない理由は、私の、「住所地がバレるのが怖い」という以外にもあると思います。
新住所を、かなり遠方にした場合は、交通費などの関係で家庭裁判所まで行くことが難しいかもしれません。特に、別居と同時に生活保護になった場合は、経済的にかなり大変だと思います。
では、財産分与の調停に電話で出席する方法とは、どのようなものなのでしょうか。
方法としては、相手方の住所地の家庭裁判所ではなく、自分の住所地の家庭裁判所へ行き、そこにある電話会議システムというのを使って調停に出席するというものです。
私の場合は、自分の住所地の家庭裁判所へ行くことすら、聴覚過敏のために無理でした。そこで、近くにある簡易裁判所からの出席を認めてもらえました。簡易裁判所には電話会議システムの機器が無いので、元夫の住所地の家庭裁判所から私の携帯に電話がかかってきて、それで参加しました。
私は弁護士さんを立てていたので、弁護士さんには直接家庭裁判所へ行ってもらいました。
電話会議システムを使うための手続きは、弁護士さんがしてくれました。特に私の場合は、聴覚過敏で家庭裁判所へ行くことすらできなかったので、手続きに時間がかかりました。
自分で手続きする場合は、相手方の住所地の家庭裁判所にお願いして、認めてもらう必要があるようです。
財産分与の電話会議システムのメリットと使って有利だったか不利だったかの体験談
財産分与の調停に家庭裁判所に行くことができなくて、電話会議システムを使ったわけなんですが、メリットは何だったんでしょうか。
1.今の住所地がバレない
2.交通費が安くすむ
3.聴覚過敏で電車に乗れなくても出席できる
4.弁護士さんがメインで話をしてくれるので、安心できる。
という感じです。一番のメリットは、現在の住所地がバレる心配がないことですね。
では、電話会議システムを使って有利だったのか、不利だったのかという問題についてです。私の場合は、弁護士さんが、元夫の住所地の家庭裁判所に行ってくれていたので、有利でも不利でもありませんでした。多分、私が直接行っても、同じ結果になったと思います。
これは、私が、財産を分ける側だったからかもしれません。
それから、弁護士さんにお願いしていたという理由も大きいです。もし、弁護士さんにお願いしていなかったら、調停員の表情を見ずに話すことになるので、難しいなと感じたかもしれません。
実際、私も、調停員の表情が見れなくて、ちょっと不安でした。弁護士さんがいてくれたので、その点では安心していられました。人間って、声だけで伝えるのって難しいと思います。こちらの表情や調停員の表情なんかも、大事なコミュニケーションの要素だと思います。
でも、もし、私が聴覚過敏でなくて、相手方の家庭裁判所に行くことができたとして。弁護士さんがついていなかったとして。そして、電話会議システムを知っていたとして。果たして、実際に行ったかというと、やっぱり行かなかったんじゃないかと思います。
住所がバレるのは、とにかく怖いからです。住所バレだけは、絶対に避けたいです。
財産分与の調停に直接行けない時には電話会議システムで出席できる体験談ありのまとめ
財産分与の調停のために、相手方の住所地の家庭裁判所に行けない、住所バレが怖くて行きたくない場合は、自分の住所地の家庭裁判所で、電話を使って出席できる電話会議システムというものがあります。
実際に電話会議システムを使ってみて、メリットしか感じませんでした。
弁護士さんが、実際に、元夫の住所地の家庭裁判所へ行ってくれていたので、話しは早かったし、こちらの言い分が100%通りました。100%通ったと言っても、別居時の財産を単純に半分に分けたので、元夫も文句の言いようがなかったと思います。