精神科デイケアではどんなことをするのか?通っていた感想は?体験談あり

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精神科の通院にはデイケアというものがあります。聞いたことがある方もいるかもしれません。お医者さんい勧められたことがある方もいるかもしれません。
で、実際に何するところなの?と、疑問や不安もあるかも。

今日は、私が通ったことがあるデイケア3カ所の内容と感想などをまとめてみました。

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精神科デイケアって何?何するの?

精神科には、病院によってデイケアというものがあります。
デイケアは、
・日常生活リズムを整える
・人との関わりを持つようにする
・身体を動かす機会をつくる
・集中力をつけるなどの目的があります。

個々人のディケアへ通う目的は、結構バラバラな気がします。
私は、3つの病院でのデイケア通院経験があります。この3つの精神科でのデイケアでは、それぞれ目的が違いました。

日常生活のリズムを整えることと人との交流が主な目的だったデイケアの話

元夫の仕事の都合で、関西から関東へ転居した時のことです。

友だちなんかいないし、交通の便も悪くて、簡単に出かける場所もありませんでした。

あの当時は、SNSはmixiくらいしかなくて、匿名でのやり取りでした。また、メールもまだそんなに一般的じゃなかったです。携帯も、持っている人が少ない感じでした。

それで、また孤立無縁の生活になってしまいました。

その頃に通っていたクリニックでは、結構大規模なディケアが行われていました。私も、参加するように言われました。一通りの説明を受けて、迷う暇もなく参加が決定しました。

家にいてもすることもないし、外に出るのもいいかなぁ。
でも、なんか不安だな。
と、最初はそんなに乗り気ではなかったです。

家にいても仕方ないので、月曜日から金曜日まで毎日通っていました。

そのクリニックでは、月曜日から土曜日までディケアと、ナイトケアというのがありました。
ナイトケアというのは、ディケアが終わった時間からも病院で過ごすことができるというものです。
ディケアでは昼食が、ナイトケアでは夕食が、それぞれ保険適用で出ます。

この時の私のディケアでの目的は、とりあえず毎日同じ時間に起きて、同じ時間にディケアへ行くこと。
つまり、生活リズムを整えることでした。

通っているうちに、仲の良い友だちができました。たまたま、同窓生でした。

その人は男性だったんですが、ディケアが終わった後に家に遊びに行ったり、一緒に遊びに行ったりもしました。そこまで仲良しではなくても、よく話をする人が男女問わず沢山でき、人との関わりを持つという目的も生まれました。

ある時、その精神科のお医者さんが、「うちのディケアには、日常生活を整えること以上の期待はしないで下さい」と言ってました。

でも、私は、ディケアのプログラムも楽しみにしていました。特に、お料理とお菓子作りのプログラムでした。他にも、毎月、お誕生日会があり、お出かけプログラムもありました。
めちゃくちゃ充実したディケアだったな、と、後々思いました。

スタッフが一人しかいないのに、患者を10人以上引き連れての外出を許可する院長って、なんて太っ腹なんだろうって。それに、料理やお菓子作りの材料費や、お出かけ時の昼食代はクリニックの負担でした。

毎日、楽しかったです。一つだけ難を言えば、お昼ご飯が仕出しのお弁当だったので、揚げ物が多かったことでしょうか。

ここのディケアは、本当に通ってよかったと思っています。

身体を動かすことが主な目的だったデイケアの話

このクリニックの後に、元夫の転職のために、病院を転々としました。

次にデイケアがあった病院は、入院もできる結構大きな精神科と内科のある病院でした。そこでは、精神保健福祉士さんが、それぞれの患者さんに担当としてついていました。

この病院は、プログラムはよかったんです。前のクリニックと違って大きな病院なので、体育館がありました。そこで運動ができたので、ものすごく楽しみにして通っていました。

また、毎週火曜日の午後には、ボランティアさんが来てくれて、お茶や書道や絵画といったものもありました。

でも、私は、ここには毎日は行ってません。
それはなぜかというと、メチャクチャ嫌なおばあちゃんがいたからです。
その人、意地悪で自分勝手なことで有名でした。
自分の言いなりにならない患者には、けんかをふっかけるんです。私も、難癖をつけられました。
あと、他にも、その問題のおばあちゃんも含めて、おしゃべりがうるさかったです。

私は元々、聴覚過敏の傾向がありました。それが、その精神科の病院で、おばあちゃん達の声が原因で悪化しました。

問題のおばあちゃんは、毎日デイケアに来ていたわけではなかったので、その人が来ない日を狙って行ってました。ボランティアさんが来る日は行きたいのに、そのおばあちゃんが来るから行けない。なんだか釈然としなくて、ボランティアさんが来る日に行ったりもしました。

でも、やっぱりしんどかったです。もう、途中で割り切って、運動のプログラムがある日だけ行くことにしました。体育館があったので、結構な運動量になりました。

この病院のデイケアは、お昼が入院患者さんと同じ病院食だったので、栄養バランスも取れていておいしかったです。担当の精神保健福祉士さんが、月に1回、面談をしてくれて、悩み悩み相談にのってくれました。
月1回の面談以外でも、あれこれと相談にのってもらえて、心強かったです。

特に目的もなく通っていた時の話

デイケア3つ目の病院では、これと言って目的は見いだせなかったです。

というのは、その病院へは2か月しか通ってないから、デイケアも慣れる間もなく引越ししたからです。もと夫の仕事の都合で、その地には2か月しかいませんでした。

デイケアで何かしらの目的を見つけるには、ある程度の慣れとか時間とかが必要だと思います。

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精神科デイケアに実際に通っていた感想

先ほどもチラッと書きましたが、どこへ行っても結構楽しかったです。

まず、プログラムが凝っていて、魅力的でした。
あとは、患者さん同士で仲良くなった時は、慣れない土地で友だちができた感じで嬉しかったです。

ただ、反りが合わない人がいると、ちょっと厄介かもしれないです。まあ、無視するか、避けるかすればいいんですがね。

他には、デイケアでこれがしたい、こうしたい、こうなりたい。と思うためには、ある程度の期間通わないとわからないと思いました。

最初は、「ディケアって何?なんのために行くの?」と疑心暗鬼でした。が、最初のクリニックでとても楽しかったので、その後の病院でも積極的に行くことができました。

なんの役に立つのかわからない場合でも、生活リズムは確実に整うと思います。
もし、日中、だらだらしてしまうなら、ディケアはおすすめです。

精神科デイケアはどんな人におすすめ?

ズバリ言うと、一人暮らしの人にはおすすめです。

まず、一人だと誰とも話をしなかった。なんて日が続くかもしれないです。
人との関わりが持てるのは、魅力的だと思います。

次に、一人だと生活リズムもいい加減になりがちだと思います。
毎日行けば、嫌でも生活リズムが整うと思います。

三つ目は、1日1食でも、ちゃんとした食事ができることです。
一人だと、料理ができない。

私は、長年主婦をしてきたので、うつ病がひどい時以外は料理をしていました。調子がよくなってきてからは、凝った料理やお菓子作りもしてきました。

クリームシチューはルーを使わずに、自分でホワイトソースを作るとか。トマトケチャップを手作りするとか。クリスマスには、シュトーレンを作るとか。面倒な料理でも、作ってきました。

でも、一人暮らしを始めてから、まともに料理をしていません。コンロがひとつしかない、ワンルームだから料理すると部屋中に油や臭いが飛ぶ、という問題もあります。
が、自分のためだけに料理をするということが、全くできません。

他にも、家族と暮らしていても、生活リズムがいい加減になってしまう。
家で、居場所がない。
同じ病気で、分かり合える友だちが欲しい。
スタッフと話をしたい。
という人にも、おすすめしたいです。

お医者さんに勧められたら、体験に行ってみて、できたら少しの期間でもいいから通ってみてはいかがでしょうか。
お医者さんが勧めるということは、あなたに合うからだと思います。

ぜひぜひ、精神科ディケアを上手く活用して欲しいと思います。意外な趣味が見つかるかもです。

精神科デイケアではどんなことをするのか?通っていた感想は?体験談ありのまとめ

精神科ディケアでは、運動、工作や手芸、お話会、ボランティアさんによる趣味系のものなど、色々なプログラムがあります。

私は、通っていて、プログラムも面白かったし、友だちもできてよかったです。
合わない人がいると少し厄介だけど、無視してやりすごせると思います。

今の病院にもディケアはあります。でも、ヘルパーさんが来てくれたり、忙しかったりで、参加はしていません。お昼ご飯が食べらるのがいいなぁ。とは思いますが、いかんせん時間がないです。

生活リズムは大丈夫なので、食事さえ何とかなれば、今は行かなくてもいいかなと思っています。

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